ひぐらしのなく頃に祭

楽しみにしてたタイトルですからね。
金曜に秋葉原で買ってきてから、ずぅーっと遊んでます。


最初の同人ゲームと比べてると、CG書直してボイスが入って、
原作には無かった選択肢が追加されて
さらには新シナリオが3本加わってる、と、
見た目まったく別のゲームになってしまってます。


遊んだ感想としては・・まぁ、いろいろ細かい問題点はありますが
丁寧な作りの良いゲームになっていると思います。



と、前置きはさておきまして。
このゲームでひそかに一番スゴイのは、ゲーム内容よりも
『セーブロードがむちゃくちゃ速い』ことです。


マジでスゴイですよ!ゲーム製作に携わってるプログラマーは必見。
ただ単に速いだけじゃなくて、そもそもPS2にメモリカードなんて
ものが刺さっていることを忘れくらい、快速です。


具体的に、どういうことをしてるのかというと・・


(1)起動時のメモリカード挿入チェックのときに、
  最後にセーブしたデータを読み込んでしまう。
  そしてタイトルで「続きから」を選択すると、
  いきなりゲームが始まる。
(2)起動時のメモリカード挿入チェックは、
  メーカーロゴを表示のバックグラウンドで行っている。
  読み込み待ちはありません。
(3)ゲーム中のセーブは全て即時復帰。
  右上に「オートセーブ」というマークが表示されたまま
  セーブが完了するのを待たずに、ゲーム本編に戻ってくる。
  そのまましばらく遊んでいるうちにマークが消えて、
  セーブが完了してるというわけです。


この3番目は、PS2に詳しい人なら「作成基準違反じゃないか」
と思われるかもしれませんが、実にアクロバティックな方法で
作成基準違反を回避しています。
ちょっと難しい話になるので、興味がある人だけ読んでください。


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このゲームには、メモリカードにデータを保存するという
一般的な「セーブ」がありません。
その代わりに「メモリセーブ」という、
メインメモリにセーブデータを保存する仕組みがあります。


これはメインメモリにデータを書き込むだけですから、
読み書きは瞬間的です。


そして「メモリセーブ」が完了すると、
それがトリガーになって「オートセーブ」が発生して
メモリカードにメモリセーブのデータを保存します。


これは通常のセーブとは違って「オートセーブ」なので
画面の隅っこに「オートセーブマーク」を表示していれば
作成基準としては何の問題もありません。


////////// ↑ここまで //////////


こ、こ、こんなんでソニーチェック通るんだぁ!!
というか、まさに法の網をすり抜けるような鮮やかな解決法。
考えたヤツ、マジで頭が良すぎです。


さらに、セーブロードがスゴイのは、速度だけではありません。


(4)セーブデータにサムネイルが付いている。
  PCのゲームではサムネイル付きがあたりまえだけど
  PS2でサムネイルを作るのはメチャメチャ大変です。
(5)過去ログからロードが出来る。
  過去ログからメッセージを選択して「ロード」とすると、
  その時点まで巻き戻しが出来ます。
  まぁ、あまり使い道ないけど、同じシーンを見返したいときとか
  いろんな選択肢を試したいときに使えるかな?


いやー、ホントにすごいゲームです。感動しました。
っていうか、こんな部分に感動してるのはオレだけだろうなぁ…(笑)